6億の負債を抱え、崖っぷちからの復活

 
私は、1927年創業の仕立屋の3代目として高度成長期の商家の活気の中で育ちました。大家族と住込みの仕立職人、出入りの業者に囲まれ、もの心つく前から大人の人間関係の機微を吸収していました。1960年代~現在に至る地域社会・経済における中小企業の栄枯盛衰を皮膚感覚で体験したことは、いま大変役立っています。
 
日本にいながら諸外国の学生と学ぶ大学生活を送り、卒業後は外資系企業に勤務。輸入コーディネート、免税店従業員トレーニング、航空会社乗員研修等に従事しました。
  

米国人教育学者ルー・タイスとの出会い

 
結婚後家業に戻り、社員研修を担当。脳科学・心理学を独学したのち、
米国人教育学者ルー・タイスに師事し、同氏の各国政府や公的機関、有名企業への指導を間近で学びました。
 
比較的恵まれた人生でしたが、平成18年に父を末期ガンで失いました。
後継者として葬儀の席で挨拶をした私でしたが、家長として、経営者として偉大な父を亡くし、不安でいっぱいでした。そして、ここからが私の人生の正念場でした。
 

死んだ方がましだと思った・・・

 
父の事業を継承後、私にとっては莫大な6億という負債を抱えた上、
業務上横領事件、地上げ事件、反社会的勢力との係争など数々の事件に巻き込まれました。告白すると、この頃は帰宅後、床にバッタリ倒れこむ毎日。肌も頭髪もボロボロでした。頭痛と腰背痛に襲われ、死んだ方がましだと思ったこともあります。
 
しかし、コーチングの創始者ルー・タイスの概念を学んでいたお陰で、逃げ出さず、あきらめず、生きながらえることができました。そして、会社存亡の危機のさなかにルー・タイスの青少年育成ボアランティアに参画いたしました。
 
平成19年から5年間、氏の青少年向けプログラムとビジネスマン向けプログラムの日本語化ならびに、日本人講師養成を統括させて頂きました。自分の会社も、家族も、自分自身も「崖っぷち」の状態にあった時期にボランティアなんてとんでもないと、多くの人は思うでしょう。
 
確かに、かかりつけ医にも強く叱責されました。「あなたの身体は悲鳴を上げている。これ以上ストレス要因を増やすべきではない」と。しかし、崖っぷちで均衡を保つことができたのは、ルー・タイスの学びがあったからこそでした。
 

希望を持ち続けることの価値を知ってもらいたい

 
「生きながらえている」ご恩返しのつもりで、できる限り多くの人に希望を持ち続けることの価値を知ってもらおうと、参画しました。お陰様で、各国の教育者や夢を目指す若きアスリート達、かつてない事業を立ち上げるようなビジネスマンや各地のリーダーの方々とお会いし、お仕事をさせて頂きました。
 
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しかし、私が何より嬉しいのは華やかさやスケールではなく、実直に仕事に打ち込んでいる人が、「プログラムを受けてこんな風に変わった」と告げることも忘れてしまうほど「成長した状態が当たり前」になり、一歩また一歩と前進していることを知る瞬間です。中には「大躍進」する人もいます。
 
こうした方々から私自身もチカラを頂き、家業においては、事件後の信用回復を実現し、一時30名にまで激減した顧客リストを、お陰様で1,500名超に回復させ更に増やし続けることができています。
 

師ルー・タイスの急逝。理念の継承

 
平成24年にルー・タイスが急逝したことをきっかけに、団体を離れました。氏が亡くなったのちも、純粋に氏の理念を継承したいと考えたからです。仲間と共に株式会社メンターリング・アソシエイツを設立し、現在に至ります。
 
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師ルー・タイスのお陰で、5,000人以上の方々とお会いすることができました。せっかくの貴重な経験を生かし、次のようなことに留意してプログラム開発を行っています。
 
1. どんなに有用な情報も、一方的に聞いているだけでは興味が湧かず、記憶に残ることもない、従って活用することができない。
2. 知識としてアタマに入っているだけでは、何も起こらない。
3. 行動を変え、人生を変えていく思考法は、誰でも、いつからでも身につけることができる。
4. 日本人ならではの、潜在力の伸ばし方、成功法則の活用法がある。
5. よく言われている「わくわく感が大事」には限界がある。
 
これらの点を反映させるべく、受講者が自ら答えを発見し、チカラを発揮するプログラムを構成しています。
 

どんなプログラムですか?

 
どんなプログラムですか?というご質問に、いろいろ工夫してお応えしています。なかなか「ざっくり」とご説明することが難しいというのが、正直なところではありますが…
 
このプログラムの特徴を一言で言うなら、「良いぬか床」です。良いぬか床は、どんな野菜も漬ける時間に合わせて味わい深く変容させます。それぞれの野菜の美味しさを引き出して、浅漬けは浅漬けの美味しさ、古漬けは古漬けの美味しさ…という具合です。
 
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ぬか床は、色々な菌が助け合って良さを増幅させます。
そして、常に「手を入れて」毎日毎日良くなっていく。

受講者さんと、ピアメンター(講師補助)とメンター(講師)が一体となって「良いぬか床」を一期一会でさらに醸成させ、一人一人の良さを引き出す…
こうして幸せな世界を作っていきます。